赤ちゃんは母体である女性だけでなくパートナーである
男性も一緒に環境を整えることが大切です。
妊娠しやすいからだづくりについて一緒に学びましょう。
ストレス対策
ストレスは女性ホルモンの大敵です。脳の視床下部や脳下垂体はストレスに非常に弱いと言われています。できるだけリラックスして過ごすように心がけましょう。
また、ストレスによる疲労は男性が精子をつくる能力にも影響します。毎日を楽しめず心にゆとりがなくなるような生活はストレス過多となり疲労を蓄積させます。
パートナーと協力し合ってできる範囲でストレスフリーな環境を整えましょう。
冷え性対策
妊娠しやすい体をつくるうえで冷え性を改善することはとても大切です。
血行が悪いと卵巣に酸素や栄養が十分に届かず、卵巣機能の低下を招きます。
もちろん、男性にとっても冷え性は生殖機能の低下や精力減退をもたらします。
適度な運動を習慣づけることで基礎代謝をあげ、血液の循環を良くすることが冷え性改善への近道です。
バランスのいい食事
私たちのからだは食べ物からつくられています。食べ物から得た栄養で脳が働き卵巣が機能しているのです。無理なダイエットや食事制限は無月経を招き、視床下部からのホルモン分泌に影響するため難治性の排卵障害の原因となります。
朝・昼・夜の1日3食を基本とした健康的な食生活は妊娠しやすいからだをつくるだけでなく、授かる赤ちゃんの健康にもつながります。
タバコ、お酒を控える
妊娠がわかった時、母体である女性が喫煙していると低体重児が生まれる可能性を高めます。また、喫煙している男性はしていない男性に比べ、精子の数が少なかったり勃起不全のリスクが高まるという研究報告もされています。
お酒もざまざまなトラブルを招きます。妊娠中の母体なら胎盤から胎児へ、授乳中の母親なら母乳から赤ちゃんにアルコールが運ばれます。
男性の場合、多量の飲酒・長期の飲酒どちらも精子数や運動率に影響を与えると言われています。採精が必要となる時期はできるだけアルコール摂取を控える方が良いでしょう。